障害者・傷病者に働く場を提供する就労継続支援B型は、社会貢献と社会参加への道を再び開きました。人々はそれぞれの事業所で、働く喜びと意味を噛みしめます。

その就労継続支援B型事業所とはどんな所なのか、知りたい見学したいと思うでしょう。ここでは事業所への連絡方法や、注意点についてお話しします。

就労継続支援B型事業所に連絡し、一歩前へ進んでみよう

2016年時点で就労継続支援B型事業所は全国に1万ヶ所、利用者数は約25万人とされています。実際に足を運び見学も出来るので、ぜひ連絡を取ってみましょう。

ただ心身に障害・傷病を来し長く社会から遠ざかると、この連絡に勇気がいるかもしれません。特に仕事が原因でメンタルを病んだ人は、電話に対して不安感や恐怖感を抱くでしょう。

近年は各事業所にWebサイトが開設され、連絡はメールで取れるようになりました。それでもここは今後社会に復帰する立場として、次の事柄を心掛けつつ連絡をします。

自己紹介をすれば気持ちが楽になる

まずは自己紹介で自身が誰なのかを明確にします。これを前提に「一度見学をさせて頂きたい」旨を伝えましょう。「私は〇〇という者ですが、事業所を見学させて頂きたいので、何月何日がよろしいか」という具合ならば、事業所から適切な返信が頂けます。

ここからさまざまなやり取りが出来れば、お互いに安心感が持てるでしょう。そして「利用しないかもしれないが、見学のみでも大丈夫?」「どんな仕事や作業があるの?」「どんな人が指導してくれるの?」など、一歩踏み込んだ連絡に進めます。

就労継続支援事業所…それはきっと新しい出会い

せっかくなので見学についても少し紹介しましょう。Webサイトや電話で連絡し、日時を決めて足を運びます。事業所によっては最寄り駅などへ、送迎バスが手配される事も。

目的の事業所に到着したら、まずは簡単な面談。肩の力を抜いて、仕事内容等の説明を受けましょう。

その後はいよいよ見学、各事業所それぞれに内容は多種多彩です。健康状態と時間に問題がなければ、作業体験をさせてくれるでしょう。カフェや雑貨ショップでのソフトドリンク作り、畑での農作業、明るい部屋での軽作業など、それは新しい発見に違いありません。

就労継続支援B型事業所に問い合わせる際の注意点のまとめ

就労継続支援B型事業所に関心が湧いたら、まずは自身でリサーチしてみましょう。「ここだ」という思いが強まれば、見学の意志表示へと進みます。

心身の障害や傷病は脳にも影響しているため、特に最初の連絡は緊張するものです。でも「いつ」「どこで」「だれが」「なにを」を基本にすれば、きっと上手に進展出来るでしょう。この連絡が出来れば、既に社会へ足を踏み出しています。